B型肝炎の予防法

B型肝炎ウイルスへの感染を予防し、B型肝炎の発症を未然に防ぐ方法は複数あります。劇症肝炎や肝硬変、肝細胞がんを引き起こし、命を落とすこともあるB型肝炎。予防方法を実践し健康を維持しましょう。

まず、B型肝炎ウイルスというのは性行為によって感染することがわかっています。誰が感染者になっているか不明なため、不特定多数の人と関係を持つことは、B型肝炎を未然に防ぐためには大切です。また、性行為はセックスだけでなく、アナルセックスやオーラルセックスまで含まれます。あらゆる性行為がB型肝炎ウイルスに感染してしまう原因になることを頭に入れておきましょう。B型肝炎の感染防止だけでなく望まない妊娠を防いだり、ほかのSTD(性感染症)を防止したりするためにも、コンドームを使用することも非常に重要です。

不特定多数の人と性行為をしないこと、コンドームを使用すること以外のB型肝炎の予防法としては、ワクチン接種をあげることが可能です。保険適用ではなく全額自己負担になりますが、1回あたり5,000~10,000円で3回接種を受けることにより、B型肝炎ウイルスの感染の予防効果が得られます。とくにB型肝炎ウイルスに感染した母親から生まれる子どもや血液や体液と接触する確率が高い仕事に従事する人はワクチンの接種を受けることが推奨されています。

B型肝炎の治療法

B型肝炎ウイルス(HBV)に感染し、B型肝炎を発症した場合、どのような治療が行なわれることになるのでしょうか?このことに関し、主なB型肝炎の治療法法としては抗ウイルス療法、肝庇護療法、免疫療法をあげることができます。

それぞれの治療方法の特徴を順番に、わかりやすく解説しますが、まずB型肝炎の抗ウイルス療法とはいったいどのような治療のことをいうのでしょうか?この治療法は薬の力でウイルスの増殖を抑制する治療方法であり、注射薬のIFNと飲み薬の核酸アナログ製剤が代表的です。

次にB型肝炎の肝庇護療法ですが、B型肝炎を引き起こしたことで肝臓が破壊されてしまうのを阻止し、肝臓の機能を良くするための治療方法です。注射のグリチルリチン製剤、飲み薬のウルソデオキシコール酸、小柴胡湯(しょうさいことう)が肝庇護療法では使用されることになります。

そして免疫療法ですが、ステロイドリバウンド療法が行われます。ステロイド(副腎皮質ホルモン剤)を使用することにより体の免疫機能を一時的に抑制させたあと、急に使用をやめることにより、これまで抑えこまれていた免疫機能が急激に活性化し、B型肝炎ウイルスに対する攻撃が開始されます。

B型肝炎はどんな病気?

B型肝炎は肝臓に炎症が生じる肝炎の一種であり、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染することによって発症します。肝炎が長期化すると慢性肝炎から肝硬変、肝細胞がんへと進行し、死亡してしまうリスクがあるコワイ病気です。日本国内には約130万人ほどの感染者がいるといわれており、年間10,000人ほどの人が新しくB型肝炎ウイルスの感染者になっています。

B型肝炎ウイルスに感染してしまう原因は、B型肝炎ウイルスが含まれている血液や体液が体の中に入ることです。感染力はC型肝炎ウイルスやエイズウイルス(HIV)に勝るというやっかいな特徴があり、輸血、性行為、出産時の母子感染が主な原因です。現在では日本で献血された血液はすべて検査が行なわれているため輸血による感染はほとんどありませんが、集団予防接種の際の注射針の使いまわしで感染者が増えたこともあります。

また、B型肝炎は急性肝炎と慢性肝炎の2種類があり、急性肝炎はB型肝炎ウイルスに感染後、1ヶ月以上の潜伏期間を経て全身倦怠感、食欲がない、色の濃い尿が出る、吐き気、嘔吐、黄疸といった症状が引き起こされるようになります。慢性肝炎は自覚症状に乏しいものの、急性憎悪を起こした場合には全身倦怠感や食欲がない、色の濃い尿が出る、黄疸といった症状が引き起こされる場合があります。また、急性肝炎は強い肝炎である劇症肝炎になった場合には、放置していると命を落としてしまう恐れがあります。

以上のような特徴があるB型肝炎ですが、治療方法や予防方法があります。当サイトでどのような方法があるのか解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。